ソウル最後の単館劇場が閉館

韓国語ジャーナル」で前号から始まったコーナーに,
韓国の人気ラジオ番組「出発!現場へ」を紹介しているコーナーがあります。

最新号の内容では,청춘극장<青春劇場>と呼ばれる,
お年寄り専用劇場を取材していましたが,
その映画館が,昨日11日,
閉館となったニュースが入ってきました。

青春劇場,서대문 아트홀(ソデムン(西大門)アートホール)は1964年に“ファヤン(華陽)劇場”としてオープンし,
近年のマルチプレックスの全盛でさまざまな危機に直面しながらも,
2010年,お年寄りのためのシルバー映画館として甦り、
都会のお年寄りの文化空間として存在していたところでした。

昨日放送のKBSニュースからです。


古くなった映写機が回ると,あの当時が甦ります。

懐かしさが詰まったソウル唯一の単館の映画館。
今日はその最後の上映日です。

〔観客〕「出会いの場所がここ以外で近いところにたくさんあればこんなもどかしい気持ちになる必要もないんでしょうけど,最後の名所なのに・・・」

30年余りフィルムを回してきた映写技師。
ともに生きてきた映写機をしっかりと抱きしめ口付けをして,最後のあいさつをします。

〔映写技師〕「別れとなると・・・もう・・・言葉が出ません」

この映画館は,1964年“ファヤン(華陽)劇場”としてオープンし,80年代は香港映画を中心とした上映で大人気を博しました。

複合映画館が登場して以降は,閉館の危機を何度となく経験しましたが,最近は,古い映画の上映で懐かしの空間として愛されていました。

しかしここにホテルが新築されることとなり閉館が決まりました。

〔劇場代表〕「こうした文化が育つまでには本当に大変な努力が必要なのですが,それを守れないことのほうは,あっと言う間のできごとなんだと感じます。」

劇場の代表は,お年寄りたちの空間を守ることができず申し訳ないとして,髪を短く切り落としました。

多くの人々の名残惜しい気持ちを残したまま,劇場は半世紀の歴史に終止符を打ち,思い出とともに消えていきました。



서울 마지막 단관 극장 ‘추억 속으로’

<앵커 멘트>

여러 영화를 상영하는 복합 상영관이 주류를 이루면서 추억의 극장들이 하나둘 사라졌습니다.

오늘은 서울에 남아있던 마지막 단관 극장마저 문을 닫았습니다.

이민우 기자입니다.

<리포트>

낡은 영사기가 돌아가면 그때 그 시절이 다시 찾아옵니다.

추억을 선사하던 서울 유일의 단관극장, 오늘은 그 마지막 상영일입니다.

<인터뷰> 남금희(경기도 부천시) : "만남의 장소가 여기 아니고도 가까운데가 자꾸 있다면 이렇게 애탈 필요는 없겠지, 그런데 마지막 명소인데..."

30여년간 필름을 돌려온 영사 기사, 평생 함께 했던 영사기를 부둥켜 안고 입맞추며 작별 인사를 합니다.

<인터뷰> 이길웅(72살/영사기사) : "이별을 할라니까...이거 뭐..말도 못 합니다."

이 극장은 지난 1964년 '화양극장'으로 출발해 80년대 홍콩 영화를 주로 상영하며 큰 인기를 누렸습니다.

하지만 복합상영관이 등장한 이후 여러 차례 폐관 위기를 겪었으며 최근에는 옛 명화를 상영하며 추억의 공간으로 사랑받아왔습니다.

그러나 이 자리에 호텔을 신축하게 됨에 따라 문을 닫게 된 것입니다.

<인터뷰> 김은주(극장 대표) : "이런 문화가 만들어지기까지는 너무 힘든데 지켜지지 못한 것은 너무 한순간인 것 같습니다."

극장 대표는 어르신들의 공간을 지키지 못해 죄송하다며 머리를 짧게 잘랐습니다.

여러 사람들의 아쉬움 속에 극장은 반세기의 역사를 뒤로하며 추억 속으로 사라졌습니다.

2012/7/11 KBSニュース


引用原文:
http://news.kbs.co.kr/culture/2012/07/11/2501753.html


リニューアルから,2年も経たず閉館となった劇場。
韓国語ジャーナルの録音では,お年寄りたちの楽しそうな声が溢れていただけに,
関係者の無念さもひとしおだったのではないかと思われます。




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コメント

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また一つ…

1970年代の後半から80年代を韓国で過ごしたものとして,韓国の大型(単館)劇場はびっくりするような規模のものでした。

当時日本ではお目にかかることがなくなってしまったこれらの映画館に入って,子どものころにタイムスリップしたような思い出があります。

답골公園の後ろにあった파고다극장(現在は建物だけがのこっている)などは,全盛期には身動きもできないほどの立ち見も出るほどの熱気でした。

このほかにも신당동の성동극장,을지로の명보극장,부산の보림극장など,客席から後ろを振り返ると,2階,3階のフロアまで観客がぎっしりと詰まっていました。

館内には금연のサインとともに탈모の表示がありました。
軍人さんは「脱帽」して観覧せよといういみですね。

上映に先立って全員起立して애국가の斉唱,そして,スパイ(간첩)を見つけたら113,外国タバコ(외국 담배)を吸ったら3000ウォンの罰金…そんな啓蒙キャンペーンのあとに대한뉴스がはじまります。

たかが半世紀で文化はこうも変わってしまうのでしょうか

No title

さまざまな多数のコメント、ありがとうございます。

そうなんですね。

自分の韓国での映画館初体験は、
1998年のキム・デジュン大統領による
日本文化開放政策第1弾、
北野武監督「HANA-BI」上映を
その初日にチョンノのピカデリーで見たものでした。

その歴史的出来事に
KBS,NHKなど,
メディアの取材も多く来ていましたが,
そんななか,
前の席に靴を履いたまま足を載せ,
タバコを吸いながら,
ヤジを飛ばしつつ映画を見る光景に,

首都ソウルの場末さが
原体験として,
自身が撮った写真と共に
今も記憶に強く残っています。^^

今の韓国の映画館の快適さといったら
日本の旧態依然としたシステムが多く残る映画館などは、
比ではありませんよね。

自分の場合はたった15年ほどのタイムスリップ話ですが,
それが半世紀となると,
驚きも相当のレベルと想像します。^^
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ハン・ジム

Author:ハン・ジム

日下隆博
韓国語講師。韓国的最新ニュースから
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